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「子育てジャーナル」のすすめ 「ジャーナリング」という手法をご存じでしょうか。「ジャーナリング」または「書く瞑想」と呼ばれる方法は、心の整理やストレス軽減に効果的なマインドフルネスの一種です。ジャーナリングの効果には次のようなものが知られています。 ストレスの軽減 : 頭の中のモヤモヤや不安を紙に書き出すことで、感情を客観視し、ストレスを軽減する効果があります。研究によると、ジャーナリングを行ったグループは、行わなかったグループに比べて就職率が40%高かったという結果もあるそうです。 感情の整理 : 自分の感情や考えを言語化することで、何に悩んでいるのか、何が不安の原因なのかを明確にし、問題解決の手助けになります。これにより、感情の整理が進み、自己理解が深まります。 新しいアイデアや視点の発見 : ジャーナリングを通じて思考を可視化することで、これまで考えもしなかった新たなアイデアや視点が得られることがあります。特に、行き詰まりを感じているときに有効です。 集中力の向上 : 定期的にジャーナリングを行うことで、集中力が高まり、日常生活や仕事においても効果を発揮します。 記憶力の向上 : エクスプレッシブライティングと呼ばれるジャーナリングの一形態は、記憶力の向上にも寄与することが研究で示されています。これは、情報を一時的に保持し操作する能力であるワーキングメモリを改善するからだと言われてます。 このように「ジャーナリング」は、ストレス軽減や感情の整理、新しいアイデアの発見、集中力の向上、記憶力の改善など、さまざまな心理的効果をもたらします。これらの効果は、科学的な研究によっても支持されています。 是非、この手法を「子育て」に使ってみたらどうでしょうか。 子育てにはイライラが募ります。親の強い想いが、「こうなるべき」だという思い込みから生じていることも少なくありません。朝寝坊をする、勉強をしない、話を聞かない・・・その問題が子どもの成長段階にあっているのか、子どもの特性にあっているのか、親御さんの「するべき」を振り返って見る必要があります。 親御さんが対応を変化させたり、子どもに新しいやり方・習慣を導入したりしても、変化が見られるまでには時間がかかるものです。一説には「2ヵ月」とも言われています。 その間に、親御さんのイライラや悩み、本当にこれで良かったのか? という... 続きを読む
心理検査② IQ(知能)だけが検査ではない 発達の問題に気づくタイミングは、ご家庭によって様々です。乳幼児検査で指摘されることもありますが、もう少し大きくなって親御さんが子どもと関わる際、違和感や悩みが生じてから、あるいは、園や学校の先生からの指摘で気づかされることも多々あります。そのときになって「発達が気になる」などの情報をネット検索しはじめると「遅れ」や「障害」のワードを目にすることも多く、不安にかられることでしょう。そのような言葉を受け止め理解し、支援に活かしていくのは、簡単なことではありません。そのためにも、出来る限り早期に、しっかりとした検査と専門家の支援を受けることが大切です。 日本では一般的に、1歳になるまでに数回、1歳半、3歳の時に乳幼児検診が実施されています。検診では、身体測定の他に「運動発達の遅れ」や「言葉の遅れ」などの発達も確認されます。地域差もありますが、発達に詳しい医師や保健師が担当している場合は、1歳半の時点で「知的障害」がある程度把握され、「自閉症スペクトラム症」も1歳半で気づかれることが大半です。ただ最近問題になっている「境界知能」は気づかれない場合もあるようです。 このように1歳半の時点で、発達の遅れに気づくことがあるわけですが、この段階では、親の方がピンときていないことが多いとも言われます。もちろん乳幼児期の発達には個人差もあります。ただし、いずれ追いつくだろう、という風に考えるよりも「発達が気になる」と指摘されたり、少しでも親御さんに気になることがあったりすれば、保健センターなどでフォローアップを受けることが重要です。発達専門医によると、実際は、親の方で「特に問題ない」と判断し、繋がらない場合も多いと言われています。 親が現時点で、「問題ないだろう」「今はそこまで必要ないだろう」と判断するのではなく、「支援が必要そうであれば、まずは受けてみる」という姿勢で臨むことがポイントです。 子どもの「発達特性」を見ていく上で、必要な検査についてお話しします。 「心理検査」と表現しましたが、「心理検査」は「発達」、「知能」、「人格」、「認知機能」、「心理状態」の検査の総称です。検査は、「知能(IQ)検査」だけでなく、検査方法にも様々あることを知っておくといいでしょう。検査に際しては、専門家が「検査バッテリー」というものを組んで、お子様に必要な検査の組み合わせを提案してくれます。多様な... 続きを読む
子どもの発達を考える「クリニック・病院」でできること 発達障害では?と疑われ、病院やクリニックでの受診を勧められることがあります。しかし、多くの場合、病院から、保護者の皆様の相談の解決策を得られることは殆どないというのが私の実感です。 もちろん私自身も信頼できるドクターとお付き合いしており、必要なときは、ご家族と病院に依頼し、ドクター交えてお話をすることが多々あります。その場合は、医療の必要性を考慮し、意図をもって医療機関と関わります。 そうではなく医療につながれば何となく解決の糸口が見つかるのでは?くらいで病院やクリニックにいったとしても、支援に必要な情報を何ももらえないまま、現状確認をして終わってしまうことが多いでしょう。 もちろん、病院・クリニック・医師にはさまざまな方がいるので、時には非常に有効な機会になることはありますが、稀だと思います。医療に関わる目的は、「診断」と「投薬」であると考えていた方がいいです。逆に、その必要性を強く感じているのであれば受診は必須です。 病院・クリニックでするべきこと もし子どもの発達支援のために受診を決めたなら、以下のことを心得ておくといいでしょう。 1 発達障害の専門機関であること。 発達障害児・者を専門に診ている機関を選びましょう。最近は様々な機関で「発達」を取り扱っていますが、対象としているお子様の年齢層も含めて先生の得意不得意や評判も予め確認しておくといいでしょう。 検査もなしで、「ASDですね」、「ADHDですね」と診断する医師もいます(ご経験豊富なのかもしれませんが・・・)。ASD「傾向」みたいな曖昧な表現で話すドクターもいます。もちろん、ご家族が受けるであろう精神的なショックを和らげる意図もあるのかもしれませんが、今後のためにしっかり「検査」をしてくれる医療機関を選ぶことが大事です。そうでなければ、医療機関を変えるべきです。 2 発達検査の説明を詳しくしてもらうこと。 検査だけして、詳しい説明をしない機関がたくさんあります。検査結果について、納得のいく説明をしっかり求めましょう。「こことここは大体年齢相応ですね」「いいところも苦手なこともあります」「結果にばらつきがあり、難しさがあるようです」「発達凸凹があります」・・・最終的に「しばらく様子を見て、検査しましょう」という曖昧なことだけ言う人が非常に多いです。 「では、どうしたらいいのですか」、具体的にアド... 続きを読む
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