子育てジャーナリングの軌跡2026:第2回「上手くいかなかったこと=なし」が増える魔法(全3回)
「上手くいかなかったこと=なし」が増える魔法。〜専門家の“伴走”が親の視点を変える〜 ジャーナリングを通じて「書くこと」を習慣化し始めた保護者の方には、数ヶ月後に必ずと言っていいほど、ある大きな「変化」が訪れます。 1年間ジャーナリングを継続されたサトミさん(仮名・36歳)の記録を振り返ると、開始から半年を過ぎたあたりから、ある言葉が劇的に増えていきました。 それは、 「上手くいかなかったこと:なし」 という記載です。 ■ 子どもが変わったのではない。「親の視点」が変わったのだ 「なし」が増えたからといって、子どもが突然、親の言うことを何でも聞く“都合のいい子”になったわけではありません。相変わらずおもちゃを取り合って喧嘩もするし、お出かけ先で走り回ることもあります。 変わったのは、サトミさんの「物事の捉え方(レンズ)」でした。 以前のサトミさんなら、「子どもがお出かけ先で走り回ってヒヤヒヤした」という出来事は、間違いなく「上手くいかなかった最悪の出来事」として記録されていたでしょう。しかし、ジャーナリングの習慣が根付くと、視点が変わります。 「初めての場所でワクワクして走り回るのは、知的好奇心の表れ。人にぶつからず大きなケガがなかったし、たくさん笑顔が見られたから今日は大成功!(3 Good things)」 このように、同じ事象を見ても、ポジティブな側面や子どもの成長のサインを見つけ出す「脳の回路」が新しく作られていくのです。 ■ 2週間に1回の面談がもたらす「軌道修正の力」 実は、このパラダイムシフト(価値観の転換)は、ただ一人で孤独に日記を書いているだけではなかなか到達できません。 GIERIのサービスが「伴走型」である理由はここにあります。私たちは初期の6ヶ月間、2週間に1回・60分の定期面談を実施します。 「今日はこんな失敗をしてしまった」「また怒ってしまった」と、どうしてもネガティブな部分にばかり目が向いてしまうお母様に対し、面談の中で専門家が「でもサトミさん、この日はお子様の本当の気持ちに気づいて、待ってあげられましたよね」「先月と比べて、怒りを鎮めるまでの時間が圧倒的に短くなっていますよ」と、客観的な成長を丁寧にフィードバックし続けます。 この濃密な「伴走」があるからこそ、保護者は半年という短期間で自らの思考のクセを書き換え、どんな時でも...