子育てジャーナリングの軌跡2026:第1回「今日もまた怒ってしまった…」(全3回)
「今日もまた怒ってしまった…」自己嫌悪のループは、1日3分の“書くこと”で断ち切れる 毎日、子どもの癇癪や兄弟喧嘩に振り回され、「早くしなさい!」「何度言ったら分かるの!」と怒鳴ってしまう。そして夜、スヤスヤと眠る子どもの寝顔を見ながら「今日もまた怒ってしまった…」と深い自己嫌悪に陥る。 —そんな苦しいループから抜け出せず、一人で涙を流した経験はありませんか? GIERI(ギフティッド国際教育研究センター)が提供する「子育てジャーナリング」は、そんな保護者の方に寄り添う伴走型のサポートです。今回から3回にわたり、実際に1年間の記録を続けてくださったサトミさん(仮名・36歳・小学生と保育園児のお母様)のリアルな軌跡を紐解きながら、「書くこと」がいかにして子育ての救いとなるのかをお伝えします。 ※プライバシー保護のため、お名前や年齢は仮名とし、個人が特定できないよう状況を一部編集して掲載しております。(連載共通) ■ 「上手くいかなかったこと」だらけの最初の1ヶ月 サトミさんがジャーナリングを始めた当初の記録には、働くお母様ならではの切実な葛藤がそのまま綴られていました。 「ご飯中に遊び始めてしまい、つい大きな声を出して感情的に怒ってしまった」 「時間に追われて、子どもの話を最後まで聞けず、不機嫌にさせてしまった」 毎日繰り返されるドタバタ劇。頭の中で「私はダメな母親だ」と反省するだけでは、翌日もまた同じ場面で感情が爆発してしまいます。しかし、GIERIのジャーナリングでは、ただ反省して終わることはありません。 LINEを使って、「上手くいかなかったこと」に対して必ず「改善案」と、どんなに小さなことでも「3 Good things(良かったこと)」をセットで書き出す仕組みになっています。 数週間続けるうち、サトミさんの記録に少しずつ変化が現れました。 「本当は大きな声を出したくなかった。部屋を出る前に、前もってルールを約束しておけばよかった」 「怒る前に、なぜそんなことをしたのか理由を聞いてあげればよかった。疲れていたのかもしれない」 ■ 「書く」ことで生まれる、自分との“適切な距離” なぜ、このような変化が起きるのでしょうか。それは、感情をスマホの画面に「文字として打ち出す」という行為そのものに秘密があります。 イライラや後悔を頭の中だけで処理しようとすると...