「福祉と教育の隙間を埋める」—東京都ひきこもりサポートネット様による現地視察と、これからの支援の形

 本日(2026年1月21日)、東京都のひきこもり支援の中核を担う「東京都ひきこもりサポートネット」の皆様が、GIERI(ギフティッド国際教育研究センター)のオフィスへ見学・ヒアリングにお越しくださいました。

私たちの活動現場を実際にご覧いただきながら、約1時間半にわたり、現代のひきこもり支援における課題と、私たちが提案する新しい解決策について、非常に熱のこもった意見交換を行うことができました。

■ なぜ今、GIERIが必要とされているのか

「ひきこもり」と一口に言っても、その背景は多様化しています。 特に私たちが専門とする「ギフテッド(特異な才能を持つ方)」「2E(Twice-Exceptional:高知能と発達特性を併せ持つ方)」、あるいは高い論理性や感受性を持つがゆえに社会と不協和音を起こしてしまった方々は、従来の「居場所支援」や「就労支援」の枠組みだけでは、十分なサポートが届きにくい現状がありました。

  • 「もっと知的な刺激が欲しい」

  • 「単なる休息ではなく、スキルを身につけたい」

  • 「"支援される人"ではなく、プロジェクトのメンバーとして扱ってほしい」

こうした切実な声に応えるため、GIERIでは「科学的アセスメント(Ai GROW等)」 を活用し、診断名ではなく「才能(コンピテンシー)」に光を当てるアプローチを実践しています。



■ 「隙間」を埋める連携へ

本日のプレゼンテーションでは、GIERIが目指す「ニューロダイバシティ(脳の多様性)」 の環境——不登校、大学生、エンジニア、求職中の方が混ざり合う空間——についてご説明し、実際にその空気感に触れていただきました。



サポートネットのご担当者様からは、特に以下の点について高い評価と共感をいただきました。
  1. 「高機能・高知能層」の受け皿としての機能: 既存の支援機関ではマッチングが難しかった方々に対し、個別最適なプロジェクト学習を提供できている点。

  2. 「プロファイリング」による適切な接続: 一人ひとりの特性を科学的・哲学的に分析し、医療が必要な場合は医療へ、就労が可能なら企業へ、あるいはアカデミアへと、適切なパスを見極めるハブ機能としての役割。

■ 東京都と共に描く未来

行政と民間が、それぞれの強みを活かし、支援の網の目(セーフティネット)を細かくしていく。 本日の対話を通じ、GIERIがその「網の目のひとつ」として機能することへの期待を強く感じました。

「ひきこもりは特別なことではない」——サポートネット様が掲げるこの理念を、私たちは「教育」と「才能開発」という視点から支えていきたいと考えています。

今後の東京都との連携強化、そしてより多くの方々に「自分だけの生き方」を見つけていただけるよう、GIERIはこれからも進化を続けてまいります。

本日はお忙しい中、ご来所いただいた東京都ひきこもりサポートネットの皆様に、心より感謝申し上げます。

■リンク
東京都ひきこもりサポートネット


文責: GIERI 代表 石川大貴

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