【留学サポート事例】「カナダに行けないなら、日本に会場を作ればいい」!― 制度の壁を突破し、学位と単位を守り抜いたGIERIの交渉戦略 ―
はじめに:その「完全オンライン」は、本当に完結しますか?
「日本にいながら、カナダの正規学位が取れる」
その言葉を信じて学習を積み重ねてきたのに、卒業目前にして「最終試験や実験はカナダ現地で受けなければならない」という事実に直面したら、あなたならどうしますか?
多くのエージェントはこう言います。「残念ですが、他の完全オンライン大学へ転学しましょう」と。
しかし、GIERIの答えは違います。
「制度がないなら、交渉して作りましょう」
今回は、カナダのトンプソン・リバース大学(TRU)に在籍するAさんの事例を通じ、私たちがどのようにして大学間の壁を越え、日本国内での単位認定を実現させたのか。その舞台裏と、そこに込めた支援の哲学をお話しします。
CASE:Aさんの直面した「詰み」の状況
Aさん(理学部在籍)は、TRUのオンライン課程で着実に単位を取得し、すでにサーティフィケートも手にしていました。しかし、一部の必須科目において「対面での試験監督(Proctor)」や「実験」が必須であることが判明。
TRU指定のオンライン監視システム(ProctorU)が使えない科目があり、大学側からは「カナダ国内の提携センターに来るように」との通達がありました。
Aさんには発達特性(ASD傾向等)があり、急激な環境変化や長距離移動、慣れない土地での滞在は、学習パフォーマンスを著しく低下させるだけでなく、心身の健康を損なうリスクがありました。
ここでの一般的な選択肢(プランB)
通常、ここで提案されるのは「アサバスカ大学(Athabasca University)などへの転学」です。 しかし、これには大きな「サンクコスト(埋没費用)」が発生します。
❌ 単位の喪失: 移行時に一部の単位が認められないリスク。
❌ 経済的負担: 新たな入学金や評価料の発生。
❌ 手続きの負荷: 英文書類の再提出やシラバスの照合。
私たちは考えました。「Aさんが積み上げてきた努力を、1ミリも無駄にしたくない」と。
STRATEGY:GIERIの戦略的介入
私たちは「転学」という安易な道を選ばず、「TRUに在籍したまま、日本で試験を受ける特例措置」を勝ち取るための交渉に乗り出しました。
1. 相手の「ルール」をハックする
大学側が最も恐れるのは「不正行為」と「アカデミック・スタンダードの低下」です。逆に言えば、「カナダ本国と同等以上の厳格な監視体制」さえ用意できれば、場所は問題ではないはずです。
2. 「信頼の担保」を用意する
個人宅や民間の貸し会議室では、大学の信頼を得られません。そこで私たちが協力を仰いだのが、米国州立大学の日本校であるテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)です。
TRUへの提案: 「日本のTUJキャンパスを使用し、TUJの教授・教員が試験監督(Invigilator)を務める。これにより公正性は完全に担保される」
TUJへの依頼: 「Aさんの学ぶ権利を守るため、アカデミックな協力をお願いしたい」
SOLUTION:産学連携によるブレイクスルー
GIERIが仲介役となり、TRUとTUJの間で調整を行った結果、以下のスキームが成立しました。
承認: TRUは、TUJ教授による試験監督を正式に認める。
実施: Aさんは渡航することなく、日本国内(TUJ)で試験を受験。
成果: 転学することなく、既得単位を100%活かして学位取得プロセスを継続。
これにより、数十万円規模の追加費用と、転学に伴う数ヶ月のタイムロス、そして何より「Aさんの精神的負担」をゼロにしました。
INSIGHT:専門家の視点(なぜこれが最善だったのか)
この事例は、単なる「手続きの代行」ではありません。発達特性支援の観点から、極めて重要な意味を持ちます。
「環境の構造化」こそが最大の支援
発達特性を持つ方にとって、学習環境(LMSの仕様、評価基準、事務局の対応など)が変わることは、定型発達の方が想像する以上に大きなストレス(認知的負荷)となります。
慣れ親しんだTRUの環境を維持したまま、物理的な障壁だけを取り除く。これが、Aさんが学業を続けるための「合理的配慮(Reasonable Accommodation)」の核心でした。
諦めない経験が「自己効力感」を生む
「制度だから無理」と諦めず、正当な手続きと交渉によって道を切り拓いた経験は、Aさん自身の自信(自己効力感)に繋がります。私たちは、学位という結果だけでなく、この「成功体験」を提供したかったのです。
CONCLUSION:あなたの「学び」を守るエージェントとして
海外大学のルールは絶対ではありません。論理的妥当性と、信頼できる代替案があれば、交渉の余地はあります。
GIERIは、単なる留学斡旋業者ではありません。
教育、心理、そしてビジネス交渉のプロフェッショナルとして、クライアントの「利益」と「可能性」を最大化するアカデミック・エージェントです。
「もう道がない」と思われた時こそ、私たちにご相談ください。
その壁に、新しいドアを作るのが私たちの仕事です。
(※現在、海外大学在籍中の方の単位トラブルや、進路変更のご相談も受け付けております)
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