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世界と繋がる、地域と繋がる。2026年「Fireside Adventures Japan」に向けた上越視察レポート

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2026年夏に本格始動する、カナダ発の野外・体験学習プログラム「Fireside Adventures Japan」。 カナダから集まる若者たちと日本の若者たちが、日本の大自然や伝統文化の中で共に学び、次世代のグローバルリーダーへと成長するための壮大なプロジェクトです。 その重要な舞台の一つとなる新潟県上越市へ、先日(3月20日〜22日)現地視察に赴きました。 今回の視察では、単なる「観光地巡り」ではなく、プログラムの成否を分ける強固な「地域とのエコシステム(生態系)構築」という点で、非常に大きな手応えを得ることができました。 本日は、その視察の様子と、そこで出会った素晴らしいパートナーの方々をご紹介します。 1. 「点」から「面」への展開:地域を巻き込む強力なパートナーシップ 教育プログラムを地域に根付かせる上で最も重要なのは、現地のキーパーソンとの連携です。 今回の視察では、素晴らしい案内人で教育者であるアメリカ人のチャーリーさんのナビゲートのもと、上越の魅力を多角的に体感することができました。チャーリーさんは2024年のジャパンプログラムにも息子さんと一緒に参加してくれました。今回は、大好きな地元「上越」を2026年の候補地としてご案内していただきました。 さらに、奥様の恵美子議員ともお話しする機会をいただき、行政や地域課題の視点からも深い示唆を得ることができました。 マーケティングの観点から見ても、現場を熟知するローカルガイド(草の根)と、地域振興を担うオピニオンリーダーの双方とビジョンを共有できたことは、今後のプログラム展開において極めて強力な推進力となります。参加する若者たちが、ただの「お客様」ではなく、地域と継続的に関わる「関係人口」へと昇華していくための確かな土台が形成されたと考えています。 2. 戦略的ベースキャンプ:鈴木旅館・福永様との出会い 長期にわたるアドベンチャープログラムにおいて、参加者の心身の安全基地となる宿泊施設は「戦略的ハブ」としての役割を担います。 今回、高田の市街地にある「鈴木旅館」の総支配人福永様と綿密な打ち合わせを行いました。リノベーション中の部屋を確認し、試泊もさせていただきました。 鈴木旅館をベースキャンプとして貸し切ることで、快適な環境(熱中症対策や洗濯などの生活インフラ整備)を確保しつつ、朝市での食材調達や郷土料理の...

【活動報告】3万歩の「達成」と「自己理解」:江戸東京たてもの園から学ぶリアルの価値

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  4月5日(日)、GIERI(ギフティッド国際教育研究センター)の成人ひきこもり支援アクティビティとして、小金井公園での「お花見&江戸東京たてもの園散策」を実施しました。 当初は「寄席やお笑いライブに行きたい」という案もありましたが、ヒアリングの結果「生で見るよりTVの方が集中できる」「周囲の環境や音、他のお客さんが気になりそう」という声が多数上がりました。 これは2eや発達凸凹を持つ方特有の感覚特性や不安に配慮すべき点であり、柔軟にプランを変更。 全員参加での屋外アクティビティへと舵を切りました。 「待ち時間」を有効活用した駅周辺の下見 集合は10時30分、花小金井駅。 いつものように遅刻の連絡もありましたが、私たちはこれを「想定内」のプロセスとして捉えます。遅れたメンバーも独自のルートで合流を目指す中、先に到着したメンバーと共に、駅から徒歩10分ほどの場所にあるラーメン店『麺尊 RAGE RENEGADES』の下見に向かいました。 「駅からの距離はどのくらいか」「何人なら入れそうか」を実地で確認する作業は、見通しを立てるのが苦手なタイプにとって、安心感を得るための重要なステップとなります。 午前:西側エリアの邸宅群と「マインクラフト」の視点 全員合流後、まずは『江戸東京たてもの園』の西側エリアへ。ここには歴史的な邸宅が移築されています。 メンバーの反応は多種多様でした。 クリエイティブな視点: 邸宅の間取りや調度品を熱心に撮影するメンバー。「マインクラフトでの建築の参考にしたい」という声が上がり、デジタルの世界と現実の構造が繋がる瞬間が見られました。 将来への投影:  近々引っ越しを検討しているメンバーは、動線や広さを「内見」のような真剣な眼差しで確認。歴史的な建物が、今の自分たちの生活を考える鏡となっていました。 昼食:1時間の往復移動がもたらした「負荷」と「脱落」 午前中の見学を終え、ランチのために花小金井駅近くの『麺尊 RAGE RENEGADES』へと戻ります。園内から駅周辺への移動、そして食後の園内への再入場。この往復だけで約1時間の歩行が必要となりました。 ここで1名のメンバーが疲労のため帰宅を選択しました。 普段、外出機会が極端に少ない彼らにとって、この移動量は想像以上の負荷でした。支援者として、本人の「歩きたい」気持ちを尊重...