才能が翼を広げる場所:JALスカイ実習体験記✈️

 GIERI(ギフティッド国際教育研究センター)では、特性を活かした社会経験の機会として、様々な企業様との実習プログラムを実施しています。今回は、空の玄関口であるJALスカイ様にご協力いただき、3日間にわたる実習を行いました。

実習生がどのように自身の特性と向き合い、職業体験を通じて成長のきっかけを掴んだのか、振り返りの面談記録からその様子をご紹介します。



緊張から楽しさへ:国際線と国内線での多様な業務体験

実習は、初日の国際線ターミナル、そして2日目・3日目の国内線ターミナルで、多岐にわたる業務を体験させていただきました。

体験した業務は、以下の3つのカテゴリーに分けられます。

  1. 手先を使う軽作業(備品作成、ビニール袋折り、ラミネートカットなど)

  2. PCを使った事務作業(数字の転記、データ入力など)

  3. 外での作業(備品補充、会議室清掃、拠点間の移動など)

特に印象的だったのは、実習生が「手先が器用」であるという国際線からの引継ぎ評価です。ビニール袋の折り方や、ハサミを使った作業において、丁寧さや正確さが評価されました。

国際線オフィスは、現場の音が聞こえる賑やかな環境。当初は戸惑いも予想されましたが、実習生からは「苦手じゃなかった」「やってみたらそんなに気にならなくて、BGMのように流れていった」という前向きな感想が聞かれました。


評価された「応用力」と「質問力」:PC作業での光る才能

国内線でのPCを使った数字の転記作業では、実習生の持つ高い能力が発揮されました。

担当の方からは、「マニュアル外の領収書に対しても、教えた基本を応用し、自分で考えて作業を進めることができた」と、その応用力・思考力が高く評価されました。加えて、「わからないことはしっかり質問できた」点も、プロの仕事への向き合い方として称賛されました。

また、会議室の清掃では、清掃用具の使い方をしっかり確認し、丁寧に作業を実施するなど、一つ一つの業務に真摯に取り組む姿勢が見られました。


疲れよりも楽しさが勝る!ローテーション勤務への適性

3日間の実習は、国際線と国内線、そしてPC作業、軽作業、外回り作業と、業務のローテーションが非常に多く、体力的にも精神的にも大きな変化がありました。

実習後、「帰ってからドッと疲れがきた」と話した実習生でしたが、「来ると楽しい」「いろんな経験ができるのが楽しい」と、疲労感を上回る意欲を示してくれました。

また、JALスカイ様の働き方として、この実習のように様々な業務をローテーションするスタイルが多いと説明された際も、実習生は「大丈夫だと思います」と回答。

特に、「ずっとオフィスにいるだけでなく、拠点間を移動するティアット便(連絡バスを使った移動)で気分転換ができるのが意外と良かった」と語り、切り替えのある働き方への適性があることが分かりました。


歓迎された職場環境と今後のステップ

実習生は、実習中のサポート体制や職場の雰囲気についても言及し、「ずっとサポーターさんがついていただけたので、すごいやりやすくて」「皆さん優しくて、本当に楽しかったです」と感謝の言葉を述べました。

今回の実習を通じて、「ここに応募したい」という強い意欲が生まれ、早速、今後の採用選考へのステップ(トライアル雇用)について前向きに話し合われました。

今回の実習経験は、選考において、面接後の実地試験が免除されるなど、総合的に評価されるとのことです。この実習が、実習生にとって大きな一歩となったことがうかがえます。

GIERIでは、今後もこのような貴重な実習機会を通じて、ギフティッドの皆さんが自己理解を深め、自身の才能を活かせる道を見つけるサポートを続けてまいります。

この度は、実習生に貴重な経験をさせていただきましたJALスカイ様、誠にありがとうございました!


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