日本とカナダの教育の違い② 自分にあった選択肢が見つけられる
必修科目としては、英語、数学、理科、社会、保健体育などは日本と大きく違いはありません。ただ、日本と違う部分は、必修科目においても、生徒それぞれの得意な部分を伸ばすという姿勢は一貫していることです。
例えば、英語の教科においては、読むこと、書くこと、話すこと、などそれぞれの得意な学び方で同じように単位が取れる仕組みになっています。
書く事が好きな生徒、人前で話すのが得意な生徒、バランスよく読み書き両方が得意な生徒が、それぞれの学び方で、自分が取り組みやすい方法を選択して、同じ単位を履修することができるのです。
日本の高校の実技科目というと、体育、美術、音楽、書道、技術家庭科、情報などでしょうか。カナダの場合は、体育の中にも、フィットネス(筋トレ系)、ダンス、バスケだけの体育、バレーだけの体育などバリエーションも様々です。
そのほかにも、美術では、デッサンなど筆で描くスタジオアート、3Dアート、広告やポスターデザインなどのメディアアート、写真など。
技術系科目は、木工、鉄工、ジュエリー製作、自動車工学、放送、映像製作、製図、エンジニアリングデザイン、航空学など。
情報系科目は、ウェブ制作、アニメーション、3D製作、ゲーム製作、ロボット工学、などなど、実に多くの科目があります。
音楽は合唱、ジャズバンド、コンサートバンド、ボーカル、ボーカルジャズなど。
家庭科…被服(裁縫)、調理実習、栄養学、ファッション、家族学、など。
例えば、自動車工学の授業では、机に座って勉強するのではなく、そのための自動車修理設備が学校に備わっていて、実際に車を修理するなどの実習が中心です。
実習で安く修理してもらえるからと、車の不具合があったときは、保護者は学校に車を持ってくる、というのもあたりまえの光景です。
しかもこれが、一部の私立高校などの限られた環境ではないのがすごいところです。どの高校に行っても公立のほとんどの学校にこれだけの選択の幅があり、それぞれを実習できる施設が揃っているのです。
日本とカナダの教育の違い③ プロが教えるから、即戦力のプロが育つ
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日本とカナダの教育の違い⑤ 受験も、浪人もない。
とにかく褒めて育てられるカナダの子どもたち
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日本とカナダの教育の違い⑥ グループリサーチ、課題発表が多い
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