ギフテッドの子どもたちに本当に必要な「勇気」とは何か-ジョブズに学ぶ

ジョブズの言葉に学ぶ、本当に必要な「勇気」

私の以前の職場では、新入生とその保護者に担当教員からメッセージを送るのが慣例になっていました。当時「ギフテッド」の授業を担当していた私は、スティーブジョブズがスタンフォード大学の卒業式に語った、有名なスピーチ動画を見せながら、こう語りかけました。

「自分の望むことは何でも取り組めるんだ」と。

先輩たちの活動例を示しながら、心に浮かぶどんなことでもやれること、そしてこの授業はそれを全力でサポートをすることだと伝えました。


ジョブズ氏のスピーチで、私の心に深く刻まれ、子どもたちに伝えたかったのは次の言葉です。

「最も重要なことは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのか、なぜか知っているからです。(And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. )」

この言葉は、すべての若者に向けた普遍的なメッセージですが、とりわけギフテッドの子どもたちにとって、極めて重要な意味を持ちます。

なぜなら、彼ら彼女らは人一倍、鋭い心と直感を持ちながらも、その才能がゆえに、周りの子どもたち以上の「大きな勇気」を求められるからです。


なぜ、大きな勇気が必要なのか?

あなたが心と直感に従おうとすると、周囲の大人や同級生から反対されることが少なくありません。

「そんなことやめておけ」
「誰もそんなことしてないよ」
「それでどうやって食べていくんだ?」
「社会はそんなに甘くない」などなどです。

もし、あなたが周りと同じ道を歩むことを選ばなければ、圧倒的多数の意見に逆らうことになります。周りはあなたを応援し、拍手喝采で送り出してはくれないからです。

だからこそ、自分の心に従うには勇気が必要なのです

あなたが本当にやりたいこと、なりたいものの理由は、周りには理解できないかもしれません。その理由は、あなた自身が「なんとなくわかる」「心と直感が知っている」ものであり、言葉で説明できなくても、あなたにとっては揺るぎない真実だからです。


同調圧力に負けず、才能を開花させるために

現代の日本社会では、残念ながら「少数派に耐える勇気」を教える機会は少ないのが現状です。私たちは、孤立に耐える強さではなく、多数派に迎合する術を身につけることを重視しがちです。

「みんなと仲良くしなさい」
 「グループで行動しなさい」
「できるだけ多数派の輪に入りなさい」

このような教えから、「仲間」と肩を組んで、ハイタッチをしつつも、自分の心に偽ることに、苦しんではいないだろうか。

本来は望んでいない交流を、それが大事なことだと自分に言い聞かせ、心を偽って過ごしている子どもたちが実に多いことを、私は知っています。

しかし、周りの顔色をうかがい、群れの中で怯えながら過ごしていては、せっかくの才能が花開くことは決してありません。

イノベーションは、同質的な集団からは生まれないのです。ギフテッドの子どもたちがその才能を最大限に発揮するためには、「孤立を恐れない勇気」を教え、そしてそれを支えることができる社会をつくることが必要です。


GIERIは、子どもたちが自分自身の「心と直感」に従い、才能をのびのびと開花させられるように、皆様とこれからも日本の子どもたちの未来を支えていきます。

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