カナダのニューロダイバシティー教育③ カナダの雄大な自然の中で、次世代を担うための人間力が養われる

③カナダの雄大な自然の中で、次世代を担うための人間力が養われる


カナダでは、その広大な自然を活かして、五感をたくさん使った体験学習や野外教育が多く取り入れられています。成長期に大切な、脳や神経回路、身体づくりを積極的にっているのです。



日本で野外教育というと自然体験という認識が強いかもしれませんが、カナダでは野外教育からさまざまな学問を学ぶ事が出来ます。 



例えば小学校では、生物や植物の勉強をするのに、自分たちで畑を作ることから体験したり、蜂を飼って観察したり、生態系を学んだりする学校もあります。野外教育を通して、社会学、体育といった教科の単位も取得できることもあります。現在日本でも行われ始めているプロジェクト学習のスタイルをとることが多いです。

 

自然や環境保護について学ぶことはもちろんですが、次世代を担う若者たちに必要なスキルとして、協調性、問題解決能力、リーダーシップ力、自己肯定感、を身につけることと同じように、「地球を理解する力」「社会課題に向き合う力」といった人間力を育てるプログラムが、カナダ全土で取り組まれています。



生活の中や、身近なものを教材にする授業も日常的に行われており、数学のクラスでは、数字やパターンを勉強するのにカレンダーを作ったり、英語の勉強では特に絵本で読み聞かせや、その内容についてグループで感想発表したり、演劇にしたりして学びます。



中学、高校になると物理の勉強では、教科書で物理の勉強をするだけでなく、小さなリニアモーターカーを作ったり、橋の模型を作ったりすることで、現実社会の産業にどう物理学が使われているかを学びます。



〇〇を学ぶビジネスクラスというものもあり、アートが得意な生徒が広告デザインを作ったり、実際の学校の売店を学生が運営したりします。3DCadを勉強するのに実際の家の模型を作ったり、映像を学ぶのに実際の学校の放送を生徒が作ったりします。


以下の記事も参考にしてみてください。


カナダのニューロダイバシティー教育①
1.ニューロ(脳・神経)ダイバーシティ(多様性)とは?
https://gieri-jp.blogspot.com/2025/02/1.html


カナダのニューロダイバシティー教育②
とにかく褒められて育つカナダの子どもたち

https://gieri-jp.blogspot.com/2025/02/blog-post_20.html


カナダのニューロダイバシティー教育④
発達検査は必要ない?
https://gieri-jp.blogspot.com/2025/02/blog-post_23.html


カナダのニューロダイバシティー教育⑤
学校教育との関わり 敵対ではなく「チーム」
https://gieri-jp.blogspot.com/2025/02/blog-post_24.html


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