カナダのニューロダイバシティー教育④ 発達検査は必要ない?
発達検査は必要ない?
ニューロダイバーシティの時代、この子は発達障害なのか?天才なのか?ギフテッドなのか?などといったカテゴライズは、それぞれの個性や能力を伸ばして社会に出ていくためには必要ありません。
しかし、その子がどのような特性を持っていて、どのような能力を伸ばしていくために、どのようなサポートが必要なのかを知るためには、発達検査や心理検査やアセスメントは必要だと考えています。アセスメントとは、子どもの支援やサポートを行うために、現状の課題やニーズ、家での様子や学校での様子など生活全体の情報に基づいて、どのような支援が必要かを見立てる過程のことです。
発達検査では、基本的にお子さんの全体的な知能レベルが分かります。大きく分けると、言語力、知覚統合力、記憶力、処理速度などを把握することができます。
またもう少し個別最適の学習を促す点としては、その方の勉強スタイル、例えば勉強の最適方法としては視覚優位、聴覚優位、集中力、数学、デザインなどその方の長所も把握することが出来ます。
心理検査では、お子さんの性格の特徴や、悩んでいること、不安、抑鬱のレベルなど心の状態を把握することが出来ます。
発達検査を、「障害者」のラベルや発見の道具でなく、才能を伸ばすために有効利用をすることが大切なのです。
日本では、どうしても検査がネガティヴに捉えられているように思えます。
以下の記事も参考にしてみてください。
カナダのニューロダイバシティー教育①
1.ニューロ(脳・神経)ダイバーシティ(多様性)とは?
https://gieri-jp.blogspot.com/2025/02/1.html
カナダのニューロダイバシティー教育②
とにかく褒められて育つカナダの子どもたち
https://gieri-jp.blogspot.com/2025/02/blog-post_20.html
カナダのニューロダイバシティー教育③
カナダの雄大な自然の中で、次世代を担うための人間力が養われる
https://gieri-jp.blogspot.com/2025/02/blog-post_21.html
カナダのニューロダイバシティー教育⑤
学校教育との関わり 敵対ではなく「チーム」
https://gieri-jp.blogspot.com/2025/02/blog-post_24.html
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