ギフテッドの事例:授業が退屈なケイ君(小学2年生・男子)

以前「ギフテッド育児の現実:親と教師が知っておきたい5つの物語」を投稿したところ、事例の分析とどのようなサポートが望まれるかについてのご質問をいただきました。

5つの事例に沿って、解説をしてみたいと存じます。実際の個別の事例については様々な要因が複雑にからみあっていますので、必ずしもご自身のお子様にあてはまるわけではありません。お子様の最適な才能を伸ばす際の参考にしてみてください。


ケイくん(小2・男子)-耐えられない気持ち

小学2年生のケイくんは、国語の授業で教科書を読むとき、つい先のページまで読み進めてしまいます。 「ケイくん、みんなに合わせて!」と先生に注意されるのが日常。でも本人からすると、繰り返しの音読みや簡単な計算テストはすぐに終わってしまいます。やがて、「こんな意味ない!」 と黒板の前で叫び、涙を流しながら教室を飛び出しました。保健室で難しい科学の本を読むケイくんの姿に、保健室の先生はそっと麦茶を置きました。 帰宅後、母に「学校って、なんで面白いことをしないんだろう?」と真顔で見つめるケイ。 母はその問いに、答えが見つからなかった。

 

専門的分析

ケイは典型的な学習進度のミスマッチを経験しています。知的好奇心と学習能力が同学年の標準を大幅に上回っているにも関わらず、画一的な授業進度に合わせることを強要されており、これがunderachievement(アンダーアチーブメント・能力未発揮)情緒的問題を引き起こしています。保健室での行動は、適切な知的刺激を求める自然な反応です。

保護者・教育者へのアドバイス

学校との連携:

  • 個別教育支援計画(IEP)の検討:担任、校長、特別支援コーディネーターとの面談を要請
  • 学習の個別化:授業中の「発展課題」提供を提案(例:読み終わった後の追加問題集)
  • 才能領域の活用:朝の時間や放課後に、ケイ君が興味を持つ科学実験や読書時間を設ける

家庭でのサポート:

  • 知的好奇心の育成:科学館、博物館、図書館での学習機会を増やす
  • 同じ興味を持つ仲間探し:地域のSTEM教室や読書クラブへの参加
  • 感情の処理支援:学校での フラストレーションを健全に表現する方法を教える


※事例は、実際の「傾向」や「違和感」の情報を参考に、人物名・家庭構成・細かい状況設定はすべてフィクションとして個人が特定されないように作成しています。





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