子育てジャーナリングの軌跡2026:第3回「自分は悪い子だから…」と悩む我が子へ。(全3回)
【第3回】「自分は悪い子だから…」と悩む我が子へ。〜自走期が育む、揺るぎない自己肯定感〜
GIERIが提供するジャーナリングと伴走型サポート。その最終的な目標は、私たち支援者にずっと依存していただくことではありません。 初期の6ヶ月間で、親自身が自らの感情をコントロールし、子どもを深く観察する力を育てた後は、ご自身の足で歩んでいただく「自走(自立)」のフェーズへと移行します。
連載の最終回となる今回は、ジャーナリング開始から10ヶ月を超え、すっかり自走期に入ったサトミさん(仮名・36歳)のある日の記録をご紹介します。
■ 行動のコントロールから、内面の深い理解へ
ある日、サトミさんのお子様がふと、こんなことを言いました。 「大きくなったら保育園の先生になりたいな。でも、僕はすぐお友達に怒っちゃう悪い子だから、先生にはなれないんだ」
自分自身を卑下するような、切ない発言。 もし、ジャーナリングを始めたばかりの頃のサトミさんなら、「そんなこと言わないの!優しい子でしょ!」と慌てて否定したり、どう励ましていいか分からず戸惑っていたかもしれません。
しかし、1年近く自分自身の内面と向き合い続け、専門家との対話を通じて「子どもをありのまま観察する力」を身につけていたサトミさんの記録(改善案)には、こう綴られていました。
『思い通りにならないと、優しい子がどこに行ったんだろうと思うくらい口調が強くなる日もある。でも、少し怒りが落ち着くと我に返って「ごめんね」の気持ちが出てくるようになったのも、この子の大きな成長。まだまだ時間はかかりそうだけど、ゆっくり、このまま見守っていきたい。』
■ 「自己肯定感」は、ありのままを見守る親の眼差しから育つ
子どものネガティブな感情や自己評価に対し、すぐに大人の正解を押し付けて直そうとするのではなく、その奥にある「ごめんねと思える優しい心」にしっかりと気づくこと。そして、焦らずに時間をかけて見守ろうとする深い覚悟。 これこそが、子どもが「自分は自分のままでいいんだ」と思える根源的な『自己肯定感』を育む、最も強く温かい土台となります。
GIERIのジャーナリングは、ただの子育ての記録ツールではありません。 親が自分自身の弱さと向き合い、許し、最終的には家族全員の絆を根本から結び直すための、かけがえのないプロセスなのです。
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サトミさんのような、深く広く子どもを「見守る親」への道も、最初は「今日もまた怒ってしまった」という、たった1行の記録から始まりました。
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